ウィンチェスター研究所
野菜や果物などの植物が持つ"ファイトケミカル"のパワーに着目。
自然のちからで健康を守ってくれる植物の持つ機能性成分"ファイトケミカル"を人々の健康に役立てる為に研究を重ね、製品を作っています。
1960年代からアメリカが国をあげて解明した、野菜の効能 「ファイトケミカル」
ファイトケミカルとは、植物が作りだす機能性成分です。自分の意思で動きまわることができない植物が、過酷な環境で自らを守るために作りだしました。
ファイトケミカルには、たとえば、人参、かぼちゃに含まれるβ-カロテンや、玉ねぎに含まれるケルセチンなどがあります。こうしたファイトケミカルを日々摂取することで、老化、動脈硬化や生活習慣病、がんから身を守ることができます。1960年代から何十年もの年月をかけて、アメリカ政府が研究を続けてきました。1960年代に、「がん、心臓病、脳卒中などの生活習慣病は、間違った食生活に起因する」と指摘した、アメリカ政府特別委員会の「マクガバン・レポート」に始まり、1990年には、何を食べればがんが予防できるか、効果が高い順に3つのカテゴリーに分けた「フードピラミッド」を、アメリカ国立がん研究所が発表しました。
ハーバード大学医学部で、免疫とがん・免疫と食事の関係を研究した髙橋弘医師は、日本に帰国後、ファイトケミカル研究の第一人者となり、野菜の摂取を患者に薦めてきました。
ファイトケミカルを効率的に摂取するには、野菜を煮込んでスープにするのが一番効果的です。野菜のファイトケミカルは、固い細胞壁に囲まれた細胞膜や細胞の中にあるため、加熱することによって初めて溶けだすためです。野菜の中でも、特に有効なファイトケミカルを豊富に含む、人参、キャベツ、かぼちゃ、玉ねぎの4種類の野菜を煮込む事で「ファイトケミカル」を効果的に摂れるスープ「ファイトケミカルスープ」を考案し患者に薦めてきました。
「ファイトケミカルスープを手軽に作りたい」という患者の要望から生まれた「ファイトケミカルエキス」と「ファイトケミカルプラス」
ファイトケミカルスープを飲み始めた人達からは、「日常的に野菜がたくさんとれるようになった」という好評の声が届く一方で、「スープを作る時間がとれない」「旅行先や外出先でも気軽に飲みたい」という要望も増えていきました。
そこで、髙橋医師自ら開発に着手。製薬会社と協力し、顆粒技術を活かして、お湯に溶かすだけで手軽に飲める「ファイトケミカルエキス」と「ファイトケミカルプラス」を開発しました。
製品の製造方法、製造過程にもこだわり産地や生産者がきちんと見えるだけでなく、その製造過程など厳しい基準をクリアした厳選された野菜だけを使用。
さらに産地直送で工場に運ばれ、その日のうちに加工作業に入れるように厳密なスケジュールがたてられています。
現在使用されている野菜は「大地を守る会」で厳選されたタマネギ、ニンジン、キャベツ、カボチャと「モアーク農場」で作られたニンジン葉です。
製品の加工は薬品を取り扱う製薬会社で作られ、製造における安全性も考慮されています。
製作過程で何度も検討を加えた上で、野菜のファイトケミカルが十分に効果を発揮できるように独自の手法で作られており、その制作方法において、高橋弘(医学博士)が[特許第4829146号]を取得しています。
ファイトケミカルスープ4種の野菜が含む、主な「ファイトケミカル」とその効能
・人参
β-カロテン:抗酸化作用、発がん予防、免疫力の活性化、皮膚や粘膜を強化し外敵を防ぐ
α‐カロテン:抗酸化作用、発がん予防、がんの成長抑制作用
・キャベツ
グルコシノレート:発がん物質の無毒化、血液をサラサラにし、心筋梗塞・脳梗塞予防
・かぼちゃ
β-カロテン:抗酸化作用、発がん予防、免疫力の活性化、皮膚や粘膜を強化し外敵を防ぐ
・玉ねぎ
システインスルホキシド:発がん予防、免疫細胞を活性酸素から守る
ケルセチン:抗酸化作用、抗アレルギー作用、血液をサラサラにし、心筋梗塞・脳梗塞予防など
*医師兼ファイトケミカル研究家
ウィンチェスター研究所 高橋弘(医学博士) プロフィール
1951年埼玉県生まれ。麻布医院院長、医学博士。ハーバード大学医学部内科元准教授。 専門はがんと肝炎の治療。東京慈恵会医科大学卒業。2009年、麻布医院院長に就任。日本肝臓学会肝臓専門医、日本消化器病学会専門医、米国消化器病学医師会フェロー、米国癌学会正会員。主な著書に、『ガンにならない3つの食習慣』(ソフトバンク新書)、『ドクター髙橋の「ファイトケミカル」病気を治すいのちのレシピ』(主婦と生活社)など多数